蔵王ダムの登山口から約1時間30分 鍋倉不動への入り口 杉林の奥の赤屋根が「篭り堂」 |
鍋倉不動尊
鍋倉不動滝
特に篭り堂に篭って断食修行、武道、山伏修行などが行なわれてきた。
東沢地区振興会
東沢郷土研究会
東沢観光協会
鍋倉不動「篭り堂」 |
「鍋倉山」 |
鍋倉不動「御詠歌」 |
鍋倉不動 御詠歌
ありがたや
なべくらふどう
いはのたき
せんにもひとつ
ねたものはなし
奉納者
山形市三日町 鍋倉つるよ
昭和四十七年九月二十八日
篭り堂内に祀られる「鍋倉不動尊」 |
篭り堂を抜けたところに |
不動明王 |
大蝦蟇(がま) |
〜東沢地区振興会「東沢の歴史散歩道」より〜
鍋倉不動滝
蔵王ダムから葉の木沢川と雁戸沢川のあいだの脊梁を通り、名号の峯にのぼる途中に、節理が鮮やかで滑らかな岩壁を流れ落ちる美しい滝がある。鍋倉不動滝と呼ぶ。
ここの不動尊には仁王門造の籠り堂(こもりどう)がある(間口三間、奥行一間半)。篭り堂内には天保十四年(1843)九月に造立した不動尊石造(50cm)、また滝壺に下る途中にも嘉永七年(1854)四月に立てられた石像(110cm)、さらに滝壺傍に明治二十六年(1893)八月と刻まれた石像(50cm)があり、いずれも山形町民たち崇敬者によって造立されたものである(篭り堂側に大蝦蟇の石像もある)。
伝説によれば、昔は阿部不動ともいい、阿部貞任、宗任が始めて祀ったものという。多くの人々の信仰が篤く、特に篭り堂に篭っての断食修行、武道、山伏修行などが行なわれてきた。
鋭い斜面を下っていく。 |
鍋倉不動の滝壺 |
階段状の岩肌 |
滝となる岩壁 9月下旬、水はチロチロとしか流れていなかった。 |
滝壁を少しのぼり、滝壺をのぞむ。 |
ここは滝の中腹であり さらに下にも滝が続いている。 |
〜横川啓太郎「唐松観音とその周辺」より〜
蔵王ダムの上流、名号の峯に登る途中、文字通りの深山幽谷の大自然のなかに、独特の節理のある滑らかな岩壁を流れ落ちる美麗な滝がある。鍋倉不動という。この不動尊は地元のみならず、古来山形の町民の信仰が篤く、山門型の篭り堂にひっそりと篭り、滝にうたれて体を清め、不動明王に念じ武道の修行、闘病のため断食祈願する人々が跡を絶たなかった。
2018年 8月19日 (sun) 鍋倉不動尊 籠り堂から不動滝に下る。険しい下りもロープが張り巡らせてあり、関係者の努力に頭が下がる。途中1か所 数mにわたり山道がすっぱり崩落しており 大変に危険な状態でした。管理責任者がどなたになるのか判りませんが、看板設置なり、通行止めにして早急に工事しないと大変な事態が起こる可能性が大きと思います。 天童山岳会 SSMR
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