山形市西蔵王、三本木沼 |
〜現地・案内板より〜
三本木沼(さんぼんぎ・ぬま)と野草園
山形市の学校の遠足地として市民の行楽地として親しまれている三本木沼は、中桜田と桜田が管理する溜井である。この付近からは縄文期の赤焼土器が採集され、住居跡も確認され、上代の住民の生活を知る貴重な資料となっている。
瀧山山麓には、三本木沼をはじめ二十有余の湖沼が点在して、田圃の灌漑等に利用されているばかりでなく、以前は凍結した氷を切り出し、雪むろに蓄え、夏に山形市の病院や魚店などに売り出したものである。即ち、採氷湖の役割をもっていた。今では人造氷の出現により、氷雪も雪むろもすっかり姿を消してしまった。
この湖沼群の湿地帯を活用した一大野草園が、山形市によって造営され名所が一つふえた。また、三本木沼周辺には、県立西蔵王公園がつくられ、一大レクリエーション基地として、大きな役割を担っている。
歴史の散歩道
滝山地区町内会連合会
水面に映るは、西蔵王のテレビ塔 |
釣りのメッカでもある |
石碑「西蔵王観光 発祥の地」 山形県知事 高橋和雄 謹書 |
〜現地・石碑より〜
この三本木沼は、元禄八年(1695)山形藩主松平下総守により、桜田一帯約58ヘクタールの田畑を潤す灌漑用水として築かれました。以後部落民の生命の源として、現在は桜田水利組合に依って維持管理されております。
戦前戦後の頃から、西蔵王観光の拠点となり、山の精気を求め学校の遠足やハイキング等、市民の憩いの地として広く親しまれて今日に至りました。
この碑の建立にあたり、尾原儀助氏の絶大なるご支援とご配慮を賜り又、西蔵王高原開発の祖として尽力された左記の方々に永く敬意を表し名を刻します。
峯田良藏 前田光雄 荒井貞雄 丹野保信 鈴木萬一 大内小一郎 小野博好
梅津初雄 山口藤雄 佐藤吉助 中根正昭 塩野政太郎 羽角喜代春 佐藤正
平成十一年四月吉日 建立
西蔵王観光協会々長 佐藤小太郎
西蔵王の詩 佐藤小太郎 |
”唐鍬を手に耕し続けて幾百年自然の織りなす風土の中で
竜山下しの冷たい風と情熱が美味な野菜を育てます
おらが自慢の高原野菜”
背後にそびえる瀧山、旭日がのぼる |
発祥の地コレクションを運営しておりますおがわと申します。
返信削除この石碑を見ようと、山形を通りかかったついでに立ち寄りましたが、暗くなり始めておりまして充分に時間がとれず見られませんでした。
もしよろしければ、場所を教えていただけませんでしょうか。
どうぞよろしくお願いいたします!