2013年8月3日土曜日

杉沢の大スギ [福島]


福島二本松 「杉沢の大スギ」
推定樹齢600〜1,000年

根元の周囲およそ23m
並のスギを数十本束ねたほどのブットイ印象を受ける。

広く張る枝々
樹勢はいまだ旺盛

縦横無尽に伸びる枝
その一本一本が並のスギよりも太い。

幹は途中から何本にも分かれて天に伸びている。
根元に小さく「幣帛」が見えるが、神木としての信仰も厚い。

どことなく「顔」に見えてくる。
「杉の精」の伝説も、この樹に宿る。

説明板より


お杉さんの伊勢まいり


 今から千年ほど昔、京の都から陸奥(みちのく)をめざし旅をしていた「精顕(せいけん)」という若者がおりました。
 杉沢の里を通りかかったとき、美しい娘に想いを寄せられ、精顕もこの美しい娘「お杉」に心を奪われ、ふたりは夫婦(めおと)になりました。


 京の都に落ち着き、楽しい日々を過ごしておりましたが、「お伊勢参りが一生の願い」というお杉の願いで、伊勢参りに出かけました。
 お杉は杉の木立を懐かしそうに見回していましたが、今度は「杉沢の里に帰りたい…」と。


 杉沢の里に戻った精顕とお杉は子宝にも恵まれ、幸せな日々を過ごしておりましたが、精顕も年老い、やがて亡くなりました。
 お杉は、その亡骸を杉の木の根元に葬りました。ところが不思議なことに、その日からお杉の姿は消えてしまいました。
 美しい娘お杉は、じつは「杉の精」の化身であったのです。だから、今でも杉の木を守り、さわやかな緑の風を吹き続けているのです。


『あだち野のむかし物語』



小雨を浴びて輝くクモの巣

雨にアジサイ
説明板より

国指定天然記念物
昭和18年8月24日指定


杉沢の大スギ

 根元の周囲22.65m、目通り幹囲12.6m、樹高50m、推定樹齢は600年といわれる。
 樹勢はなお旺盛で、スギの巨樹として有数のものである。根元より9m辺から枝幹が数本分かれ、平行してのびて樹姿すこぶる見事である。

 幹のわかれに幣帛(へいはく)を納め、神木として信仰し、樹皮は産婦に霊験があると信じられている。また、この木が女に化して伊勢参宮したとの伝説もある。
 寛永20年(1643)、二本松藩主・丹羽光重が領内を巡検して、杉沢の大杉と名付けたという。杉沢の名もこのスギによる。

※なお、推定樹齢は1,000年ともいわれている。
二本松市教育委員会




大きな地図で見る

0 件のコメント:

コメントを投稿