2013年7月23日火曜日

太白山 [宮城]


仙台市の区名にもなっている「太白山」。

500〜800万年前にできた火山で、噴火の際、マグマの通り道に詰まった溶岩が周囲より固いために、侵食に耐えて残った火山岩頸である。(「宮城県の山」より)

標高は320mと低いものの、古来より地元の人々に親しまれてきた山で、巨人が住んでいたという話や、一夜にして生長したウド(独活)の大木の話など、多くの伝説に彩られている山でもある。



早暁の山道を進む

杉の根が露わとなった山道

八幡神社の狛犬
この神社は鎌倉の祖、源頼朝が建立したと伝わる。

巨石がゴロつく。
かつてこの山は防備の要でもあったとかで、砦跡といわれる石が散在している。

躍動感あふれる馬

釣鐘を伏したような山頂部分は急坂なる岩場。
鎖が道脇の木々に括りつけられている。

ドッカと根をはり、鎖を支える。
まるで力こぶが盛り上がったように逞しい。

山頂に鎮座するのは貴船神社。
平安時代の809年に京都から勧進されたという。
社のたもとで「踊る阿呆」
朝焼けとともに望む仙台市街

雲けぶる里山

山頂を守るかのような大樹

レモン色の毛虫がのそり

朽ちた切り株に芽吹く新たな命

ブドウのごとく房なりになる木の実




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