中山之神神社 |
〜滝山地区町内会連合会「滝山地区 歴史の散歩道」より〜
山神神社
八森の道筋に山神神社が祀られている。この社に瀧山寺の歴史を語る二枚の祈祷札がある。寛正四年(1463)と寛政三年(1792)のもので、「醫王山龍山寺(うち一枚は「瀧山寺」)」の文字が明らかに読むことができる。正嘉二年(1258)に閉山された瀧山は、200年余を経た寛正四年には立派に再建されていたのである。
この八森地内には尼寺水月庵の跡も残っている。また、僧侶たちの重要な仏具である「護摩鉢」がみられる。以前は相当数あったが散逸し、今では一つだけになってしまった。鉢に刻まれた文様は美しい。護摩祈祷の赤い火に祈る人々の姿が思われる。
これらの仏教遺跡は瀧山寺につながる信仰と、その歴史を語っているといえよう。
社殿右手の石碑群 左から「湯殿山」「蔵王山」「象頭山」「瀧山塔」「庚申塔」 |
湯殿山 「文化二乙丑年(1805)」 |
蔵王山 |
瀧山塔 |
神社左手奥の石碑群 左から「南無阿弥陀仏」「馬頭観世音」 |
神社裏手 「百万遍供養」 |
八森の道を下ったところに、もう一つ「山神神社」がある。
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