この「すり鉢状のくぼ地」がジャガラモガラ |
〜現地・説明板より〜
県指定 天然記念物
ジャガラモガラ
平成7年3月28日指定
ジャガラモガラは、天童で一番高い905mの雨呼山の北西の山腹、標高570mのところにある東西90m、南北250mの大きな、すり鉢状の凹地である。その中でも、凹地の南端にある550mの等高線で囲まれた東西30m、南北62mのすり鉢状の凹地が通称ジャガラモガラと呼ばれている。
ジャガラモガラは、凹地の底でありながら、雨が降っても水がたまらない。地下は石英粗面岩の砕石からできている。所々に風穴があって、真夏でも3℃から7℃の冷たい風が出ている。その冷たい空気が凹地の底に淀み込むために、ジャガラモガラは異様な景観と特異な植生を呈している。
春の訪れが遅い。植物の垂直分布が逆である。亜高山性の植物が群生している。乾燥地を好む植物が見られる。植物が矮小化している。植物の種類が豊富である。花の咲き方に特色がある。絶滅危惧種や希少性の植物が多いなど、学術的にも貴重な場所である。
平成25年3月31日
天童市教育委員会
津山地域づくり委員会
これらの風穴から「冷たい風(真夏でも3~7℃)」が流れ出ている。 |
春遅いジャガラモガラ 訪れた5月中旬にしてようやく桜が |
低山にも関わらず、亜高山性の植物が群生している。 |
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