中山町古代遺跡「達磨寺」遺跡 |
お達磨の桜(樹齢700年) |
〜現地・案内板より〜
山形県天然記念物
「お達磨(だるま)の桜」
昭和27年4月指定
樹 種 エドヒガン(アヅマヒガン)
所在地 中山町大字達磨寺
管理者 中山町
開花期 四月下旬
樹 齢 約七百年(高さ約15m、樹幹約5m)
この地域からは、古墳時代の土師器や須恵器が発掘されている。また、奈良時代から平安時代の集落跡と鉄工房が見つかっている。
〜現地・説明 板より〜
中山町の伝説
生き達磨(だるま)
昔、達磨寺村の名主・市兵衛(史実では助左エ門)のもとに見すぼらしい僧が訪れた。心をこめてもたなしたが、その晩、急に苦しみだし
「須川のほとりの桜の根元に埋め、三十五日たったら掘り出してくれ」
と言い残して息を引き取った。
村人たちは手厚くほうむり、遺言どおりに掘り返してみると、”葦の葉に身を託し、波頭を一気に乗り切ろうとしている「渡海達磨図」”の掛け軸が一幅でてきた。村人たちはありがたくまつっていたが、表具がいたんだので、修理に出すことになった。
完成したとの知らせに、わざわざ都までやってきた市兵衛は、表具師に同じ図柄の掛け軸を六本も並べて見せられ、ほとほと困り果ててしまった。宿に帰った市兵衛は、床の中で
「笹の葉で目をこすってくれ」
とのお告げを聞く。翌日、その通りにすると、一幅だけパチパチとまばたきをした。それを持ち帰り、達磨大師の化身「生き地蔵」とあがめ奉るようになったという。
平成九年四月
中山町教育委員会
管理者 中山町
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